退職願を書く時に退職理由をどう書いたらいいのか困る事はありませんか。

退職願は自分から会社を辞めたい時に退職を願い出るための書類です。

退職したい理由は人それぞれ違いますし言いたい事もたくさんあると思いますが、それを全部退職願に書くのはどうでしょうか。

退職願と退職届の違いや退職願の書き方について調べました。

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退職願と退職届の違い

退職願と退職届は似ていますが違いがあります。

退職届は退職する事が決まり退職日など会社側との交渉がまとまっている場合や会社都合の退職時に提出される事が多く、また退職交渉が上手くまとまらず円満退職はしなくてもいいから退職したい場合などに提出します。

退職願は自分から「退職したい」と願い出る場合に会社に提出する書類です。

退職願は会社側からの承諾が必要で承諾されるまでは退職を撤回する事が出来るとされていますが、一度退職の意向を示しているので撤回させて貰えない場合もあり、撤回出来たとしても周囲と気まずくなってしまう事もあります。

退職を迷っている時は提出せずに上司などに相談してみた方がいいと思います。

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退職願を提出する前に

退職する事が決まったら退職願を書く前に、直属の上司に相談ではなく報告という形で口頭で伝えましょう。

相談という形で話してしまうと退職を迷っていると思われて引き止められてしまったり、励まされてしまうかもしれません。

「お話ししたい事があります」と、他の社員がいない場所で話せる場所で退職したい事を伝えます。

そこで退職の話しがまとまったら退職願の提出についてどのようにしたらいいか「退職願と退職届のどちらを提出するか」「いつ提出するか」など聞いておくといいでしょう。

退職の交渉がスムーズに行かない場合もあると思います。

話し合いがまとまらない時の事も考えると早めに上司に伝えた方がいいかもしれません。

退職を希望する日の1~2ヶ月前に申し出るようにと就業規則で決められている場合が多く、後任者への引き継ぎや取引先への挨拶などには一般的に1ヶ月はかかると言われているので円満退職のためにも就業規則を守って退職日を決めるといいでしょう。

しかし就業規則を守っても退職を認めてくれない場合や退職日を伸ばし伸ばしにされる場合は法律に基づいて雇用契約を終了させる事が出来るので労働基準監督署に相談してみるといいですよ。

退職願の理由はどう書く?

退職願は退職を願い出るものなので退職理由は「一身上の都合により」以外には書きません。

結婚や病気、転職などの理由の場合もすべて「一身上の都合」になります。

退職願の書き方を順番に見ていきましょう。

① 右端の一行目中央に「退職願」と書きます。

② 2行目は「私事」と謙遜の意味で下に書きます。

「私事」とはわたくしごとですが、という意味です。

③ 退職日は和暦(平成◯年)で縦書きの場合は漢数字で書きます。

④ 退職願は退職を願い出るものなので文末は「お願い申し上げます」になります。

⑤ 退職時の所属部署と自分のフルネームを書いて捺印します。

⑥ 宛名は社長になりますが、会社名を書く時には(株)のように省略してはいけません

⑦ 社長の敬称は「様」「殿」とどちらでもいいのですが、会社によってどちらかに統一している場合があるので上司に聞いてから書いた方がいいと思います。

退職願はパソコンでも手書きでもいいようですが、これも会社によって違いがあるようなので確認して下さい。

会社都合の退職で退職願は提出しない

「倒産」「解雇」「退職勧奨」などは会社都合の退職になり、失業保険が退職後すぐに給付されます。

会社都合の退職の場合は退職願を提出する事はありません。

退職届の提出を求められる場合がありますが、この時に退職理由を「一身上の都合」としてしまうと自己都合による退職となり失業保険が3ヶ月後になりますから注意して下さい。

このときの退職理由は「貴社、退職勧奨に伴い」として提出すると会社都合で退職した事が分かります。

退職願を手書きで書く時の注意点


退職願

退職願を手書きで書く時には罫線が入っている方が書きやすいと思いますが、無地のものでも構いません。

手書きで書く時の注意点をまとめました。

・黒のボールペンか万年筆で書きます。

消せるボールペンは使いません。

サインペン・毛筆・筆ペンも避けた方がいいでしょう。

・間違ってしまった時は修正テープなどは使わずに新しい用紙に書き直します。

・会社の専用用紙で余分がない場合は間違った箇所に二重線を引いて訂正印を押します。

退職願の渡し方

退職願は退職の話し合いがまとまってから提出しましょう。

話しもなくいきなり退職願を出されると上司も少なからずショックを受けると思います。

退職の話しをする時と同じように渡す時も他の社員がいない方がいいでしょう。

退職する事が会社中に広まってしまう事もあります。

会社によっては退職する場合に他の社員に伝えてもいい期間が決まっているところもあるので気を付けて下さい。

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まとめ

退職願を提出した後も退職日までは社員なので引き継ぎや挨拶回りなどの業務はしっかりとやりましょう。

退職理由はそれぞれ違うと思いますが待遇や上司との人間関係など不満があるという人も多いと思いますが、退職が決まったら不満はなるべく言わないようにしていると円満退職ですっきりと辞められますよ!

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