妊娠を待ち望んでいる人にとっては生理が来ないと「もしかして妊娠したかな。」と嬉しくなりますが、妊娠を望んでいない人にとっては毎月来ていた生理がなかなか来ないと不安になりますよね。そんなときに妊娠検査薬を試してみる方も多いと思いますが、検査をしても結果が陰性の場合、どんなことが考えられるのか調べてみました。妊娠検査薬では陰性だけど、生理が来ない場合に考えれられる原因を紹介します。

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妊娠検査薬で陰性だけど、生理が来ないのはなぜ?

1.正しい検査結果ではないため

最近の妊娠検査薬は正しい使い方をすれば、99%以上正確な結果が出ると言われています。使用の時期は生理予定日の一週間後位からです。ただし、排卵日が正確に分からない、生理不順で生理予定日自体が分からないなどの場合は、性生活した日の3週間後に検査をすると、ほぼ確実な検査結果が得られます。使うタイミングが早かった際は、数日~1週間後に再度検査してみましょう。妊娠している場合でも、検査時期が早すぎると陰性が出てしますこともあります。

2.生活習慣の乱れやストレスが原因

体調不良やストレスがたまると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが乱れます。その影響で生理が遅れることもあります。生理が来なくて不安になるあまり余計に遅れてしまうことも…しばらく、ゆっくり様子をみましょう。女性の体は繊細なので、ちょっとした環境の変化で生理が遅れたり早まったりします。過度なダイエットや痩せすぎもホルモンバランスに悪影響を与えます。一ヶ月過ぎても生理が来ない場合は、婦人科で診てもらいましょう。

3.薬の副作用が原因

鎮痛剤や抗うつ剤などを服用している場合は副作用で生理が遅れてしまうこともあります。持病のある方は服用している薬がホルモンバランスに影響を与えるものかどうか、医師に相談しておきましょう。

4.ホルモンバランスが崩れ高温期が続いてるため

高温期とは排卵後の黄体ホルモンの時期で通常二週間続きます。基礎体温で高温期が三週間続いたら妊娠の可能性があります。しかし、高温期が続いているのに妊娠検査薬で陰性の場合は黄体存続症(ハルバン症候群)が考えられます。これは、ホルモンバランスが乱れたことで黄体の寿命が通常より長くなり、生理前の症状が長く続く症状です。

5.想像妊娠が原因

「妊娠」に対して強いストレスを感じている時は「想像妊娠」することがあります。そのため、生理が遅れて腹痛や吐き気など、つわりのような症状が現れる人もいます。通常2~3日生理が遅れることはよくあります。少し遅れたらといって「妊娠したかも」と不安になるとかえって生理が遅れてしまうことも。また妊娠を望む人にとっては妊娠を期待するあまりに排卵が遅れることもあります。まずは一週間ゆっくり様子をみましょう。

6.妊娠しているが尿の濃度が薄かったため

受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンが体内に分泌されます。検査薬は尿に含まれるhCGホルモンの濃度に反応して陽性か陰性に反応するようになっています。

水分をたくさん摂取した後の尿は濃度が薄くなります。その場合、尿中のhcg濃度も薄くなっているので妊娠していても陰性の判定が出ることがあります。濃度が濃い朝一番の尿で検査しましょう。

7.多胎児を妊娠してホルモン濃度が高くなり過ぎたため

双子など多胎児を妊娠するとホルモン濃度が高くなります。hcg濃度が高すぎても陰性反応が出る場合があります。

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生理が来ない時は早めに受診しましょう

数日経っても生理が来ない場合は、一週間後にもう一度検査をしたり、婦人科を受診したりしましょう。妊娠を待ち望んでいる方は「陰性」が出ると落ち込み、妊娠を望んでいない方は「陰性」が出るとホッとしますよね。どちらにしても生理がなかなか来ない場合は何らかの原因が考えられるので、早めの受診をオススメします。生理不順を放置したままにしておくと不妊の原因になります。日頃から基礎体温を付けて自分の体と向き合っておきましょう。

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まとめ

女性の体は本当に繊細です。環境の変化やストレスがホルモンバランスに悪影響をおよぼします。ホルモンバランスを整えるためにも心身とも健康であることが大切です。ストレスを発散したり、適度な運動をしたり、バランスの良い食生活を心掛けたりと生活習慣を整えることから始めましょう。妊娠を待ち望んでいるママは生理が来ないと早く検査したい気持ちは分かりますが、妊娠の判定が可能な日まで焦らずゆっくり待ちましょう。生理が遅れたからといって一喜一憂せずに、冷静にしばらく様子を見る気持ちも大切です。

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