インフルエンザB型の発症や症状はどんなの？検査方法についてお伝えします！

最近はインフルエンザA型に加えてインフルエンザB型の流行も目立つようになりました。A型に感染して完治したかと思ったらB型に感染するなど、同じ時期に二回インフルエンザにかかる人もいるほど。例年インフルエンザ流行のピークは１２~２月ですが、インフルエンザB型はA型よりも少し遅れて２~３月の春頃に流行します。この時期、受験生や卒業生がいるご家庭では体調管理に気が抜けない日が続きますよね。

今回インフルエンザB型の発症や症状、検査方法を調べました。

インフルエンザB型の発症

インフルエンザB型は２~３月の春先に流行します。潜伏期間は１~３日ほどで、インフルエンザA型の潜伏期間（１~２日）と比べると、少しゆっくり発症します。高熱が出ることもありますが、微熱がダラダラと続くこともあります。鼻水や咳、寒気など症状が風邪と似ていることから、インフルエンザと気が付かないことも多いようです。

そのため、病院へ行かないまま、完治するまでに時間がかかったり、周りに感染を広げてしまったりすることも。B型は消化器系の症状が現れることもあります。微熱と嘔吐下痢の症状がみられたら迷わず病院で診てもらいましょう。

インフルエンザB型の症状

・高熱（微熱が続くこともある）
・悪寒
・関節痛
・咳
・のどの痛み
・鼻水
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・頭痛
・腰痛
・体がだるい

インフルエンザA型の症状に似ていますが、高熱が長く続く場合や微熱がダラダラ続くことも多いようです。比較的症状も軽いので風邪と勘違いすることも多いようです。また、消化器系の症状が現れることもB型の特徴です。嘔吐下痢の症状が出るとノロウィルスなどの胃腸炎を疑ってしまいますよね。風邪なのか、胃腸炎なのか、インフルエンザなのか…このようにインフルエンザB型の症状は判断が難しいので、冬から春にかけて体調を崩した際は自己判断はせずに病院で診察してもらいましょう。

インフルエンザB型は潜伏期間とウィルス保有期間がA型に比べて２日程長いので、発症から７日間、解熱後２日間は安静に過ごしましょう。また、インフルエンザB型はA型に比べて抗インフルエンザ薬が効きにくいので、完治するまでに時間がかかる場合があります。微熱だからといって外出すると、ウィルスを拡散することになりかねません。発症から７日間、解熱後２日間はしっかり休んで完治させることが大切です。

インフルエンザB型の検査方法

インフルエンザかどうかは病院で簡単に検査することが出来ます。A型・B型ウィルスの判別可能な「インフルエンザ迅速診断キット」で検査します。抗インフルエンザ薬は発症から４８時間以内に服用しないと効果が期待できません。そのためインフルエンザの検査は早めに行うことが大切です。「迅速診断キット」で検査すれば３０分以内に結果が分かります。

検査方法は、めん棒を鼻の奥に入れて鼻の粘膜を採取します。少し痛いですが、あっという間に終わります。粘膜をきちんと採って検査しないと正確な結果が出ないので、少しだけ我慢しましょう。

インフルエンザウィルスは急激に増加しますが、初期の段階ではウィルスの数が少なく検査に反応が出ない場合もあります。発熱から１２~２４時間経たないと陽性にならないこともあります。逆に検査のタイミングが遅すぎると、抗インフルエンザ薬の効果が期待できなくなくなるので注意が必要です。検査の目安は「発熱後１２~２４時間過ぎたタイミング」です。朝の段階で熱が少しあったら、一日様子を見て次の日に検査してもらうと良いでしょう。ただし、小さいお子様の場合は、体調に少しでも異変が見られたらすぐに診察してもらいましょう。

まとめ

B型は微熱だから…と甘くみてはいけません。嘔吐下痢などの消化器系の症状が現れることもあるので、怖い病気です。昨年うちの娘は２月にインフルエンザA型になり、４月にインフルエンザB型になりました。

まさか、わずか二ヶ月の間に二回もインフルエンザになるとは思わず、とりあえず病院で検査をしたら「B型ですね。」と…思わず「え？またですか？」と言ってしまいました（笑）

実際、症状が軽いので風邪と思って登校する子も多く、感染が拡大し、娘のクラスは新学期早々、学級閉鎖になりました。インフルエンザの感染力の強さと怖さを痛感しました。インフルエンザに感染しないためにもマスク・うがい手洗い・加湿・換気・規則正しい生活を心掛け、普段から免疫力を付けておくことも大切ですね。

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