ビジネスメールでお礼や感謝の言葉を伝える機会は多いと思います。

しかし、お礼をするつもりが失礼な内容になってしまっては相手に不快な思いをさせてしまうことも…

相手を気遣うような文面だと受け取る側も気持ちが良く、送り手の印象も良くなります。

特に締めの言葉は文面全体の印象に大きく関わる大切なモノです。

そこで今回、お礼を伝えるビジネスメールの書き方、締めの言葉や例文をお伝えします。

少しでも参考にして頂けると幸いです。

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件名は重要!

ビジネスメールを送る際、件名はとても重要です。

送信する相手の方は、会社内や取引先、顧客、勧誘など、一日に何通ものビジネスメールを受信しています。

無題や内容が分からないような件名だと読まずにスルーされることもあるので、まずは件名でしっかりとアピールしましょう。

ただし、件名は文字数が限られていますので、一目で用件が分かるように件名は、シンプルに分かりやすく書くのがポイントです。

件名の例:3月23日の会社訪問のお礼
     4/1打ち合わせの御礼
     昨夜はありがとうございました

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感謝を伝えるビジネスメールの締めの言葉は?

御礼や感謝の言葉を伝えるビジネスメールの結びは「今後とも宜しくお願い致します。」の表現で締めると良いでしょう。

例:今後とも宜しくお願い申し上げます
  今後とも何卒宜しくお願い致します
  今後とも変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます
  今後とも変わらぬお引き立ての程お願い申し上げます
  今後とも何卒お付き合いのほど宜しくお願い申し上げます

相手を気遣う締めの言葉は?

「今後とも宜しくお願い致します。」でも十分ですが、以下のように時候や健康など、相手を気遣う文章にすると柔らかい印象になりますよ。

例:今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます
  今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます
  何かとお忙しい毎日かと存じますが、お体を大切になさって下さい
  厳しい暑さが続いておりますので、どうぞお体に気を付けてお過ごし下さい
  季節の変わり目、風邪など引かれませんようご自愛下さいませ

お礼を伝えるビジネスメール

会社訪問のお礼の例文

件名:会社訪問のお礼

株式会社◯◯ 営業部

山田 太郎様

いつも大変お世話になっております。

株式会社〇〇、営業部の鈴木宏です。

本日の貴社訪問の際には、ご多用中にもかかわらず、お時間を頂きまして誠にありがとうございました。

私の提案に真摯にご対応下さり、また山田様の貴重なご意見もお聞きすることが出来て、大変勉強になりました。

山田様のご期待に添える提案が出来るように、新サービスを充実させていく所存でございます。

今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

まずはメールにて御礼申し上げます。

打ち合わせのお礼の例文(社内)

件名:打ち合わせのお礼

◯◯部 山田部長

山田部長、お疲れ様です。

〇〇部の鈴木花子です。

本日はご多忙の中、〇〇プロジェクトのためにお時間を頂きまして誠にありがとうございました。

貴重なご意見や参考資料を頂き、大変勉強になりました。

ご指摘くださった点につきましては早速見直し、15日までに再度ご報告いたします。

来月の全体会議で良いプレゼンテーションが出来るように全力で準備を進めていく所存です。

今後ともご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

まずはメールにて御礼申し上げます。

打ち合わせのお礼の例文(社外)

件名:新商品打ち合わせのお礼

〇〇株式会社

山田 太郎様

山田様、いつも大変お世話になっております。

株式会社〇〇の鈴木宏です。

本日はご多用中にもかかわらず、新商品打ち合わせのために弊社へお越し下さり誠にありがとうございました。

新商品につきまして山田様の貴重なご意見を頂戴し、心から感謝申し上げます。

頂いたご意見をもとに、より良い商品がご提供出来るように社内で検討を重ねていく所存でございます。

20日までに結論を出し、準備が整いましたら、改めてご連絡させて頂いても宜しいでしょうか。

今後とも変わらぬお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます。

まずはメールにて御礼申し上げます。

避けた方が良い表現は?

ビジネスメールで「取り急ぎご報告まで」や「取り急ぎお知らせ致します」など、取り急ぎという言葉がよく使われます。

至急連絡する必要がある際には「取り急ぎ」を使用しても問題ありませんが、きちんとお礼を伝えたい際には「取り急ぎ」はNGです。

マナー違反ではありませんが、取り急ぎという表現は「急いでいる」や「とりあえず」の印象を与えてしまうので、お礼の締めの言葉には使わない方がいいでしょう。

「取急ぎ」を「まずは」に代えるだけでも、すいぶん良い印象になりますよ。

例:まずはメールにてお礼申し上げます
  まずは略儀ながらメールにて御礼申し上げます

お礼のメールは当日又は翌日には送りましょう!

お礼や感謝のメールは当日中か翌日には送るようにしましょう。

ビジネスメールは相手の就業時間内に送るのがマナーです。

早ければ早いほど印象は良いものです。

忙しくてメールを送るのを忘れてしまい、お礼が遅れると悪い印象を与えてしまいます。

一度のビジネスチャンスを無駄にしないためにも、お礼や感謝のメールは確実に送信しましょう。

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まとめ

ビジネスメールは今後の取引に影響するとても大切なメールです。

お礼メールのポイントは、ご多忙中に貴重なお時間を割いて頂いたことへの感謝、貴重なご意見を頂いたことへの感謝を素直に伝え、最後は相手に自分の気持ちが伝わる結びの言葉で締めくくることです。

お礼が早ければ早いほど、感謝の気持ちが伝わりますので、お礼のメールは出来るだけ早く送信しましょう。

送る人の印象が会社のイメージにも繋がるので、件名や文面、言葉使いなどに気を配り、相手を気遣う文章を心がけましょう。

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