ビジネスメールで返信をする時に件名はどうしていますか?

件名を変えると返信とわからないのでは?、件名を変えたほうがメールの内容が分かりやすい?などの理由で件名を変更するかどうか迷います。

お礼メールに返信する時の件名について調べてみました。

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8割の人が件名を変えていない

ある統計ではビジネスメールで返信をする時に8割の方が件名を変えないで返信しています。

10年ほど前では「件名はその都度変えて返信するのが礼儀」となっていましたが、今は「件名を変えなくてもいい」ではなく「原則変更しない」というのが一般的です。

件名を変えない方が良い事についての理由があります。

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Re:をつけて件名を変えない方がいいのは何故か

メールの優先順位を上げる

メールを受信した時に一番上から順番に開いていく人は少ないと思います。

件名を見て優先順位の高いものからメールを開いていきます。

Re:が付いていると返信という事がすぐにわかりますから相手は他のメールより前に開いてくれる可能性が高くなります。

Re:のついていないメールは新規メールとなって、営業メールや迷惑メール、メルマガなども含まれているので開いて貰えるタイミングが遅くなってしまいます。

ツリー構造が崩れる

色々な案件を担当している方はツリー形式のメールの方が話しの流れが分かりやすくなります。

お礼のメールでは、詳しい仕事の内容はない場合が多いですが、次回の約束などを書いている場合もあると思います。

途中で新規メールになってしまうと返信に気付いて貰えない可能性もあり、お礼がなかったと誤解されてしまうかもしれません。

ビジネスメールでは相手にとって分かりやすく返信する事も大切です。

件名に自分の名前が入っている場合

メールの件名に自分の名前に様がついている場合はそのまま返信してしまっていいのか迷います。

自分の名前を削除して、相手の名前に様を付ける

佐藤様 先日の会食のお礼(〇〇株式会社 田中)

Re:先日の会食のお礼(〇〇株式会社 田中

Re:を付けて自分の名前を消し、相手の名前には”様”を付けます。

自分の名前を削除して文末に

佐藤様 先日の会食のお礼(〇〇株式会社 田中)

Re:先日の会食のお礼(△△商事 佐藤)

自分の名前を削除して文末の相手の名前を自分に変えます。

急いでいる時はそのままで

ビジネスメールの件名は「送信者」「メールの内容」が分かりやすくなっている事が大切なので、急いでいる時はそのままでも良いとされています。

返信が何度も続く場合は

ビジネスメールでは通常一往復半の返信が基本です。

お礼メールに返信をすると相手が気を使ってまた、メールを送ってくる場合もあります。

不毛なメールの返信を終わらせるためには「このメールへの返信はどうかお気遣いなさいませんように」「返信は不要です」などをメールの最後に加えるといいでしょう。

臨機応変に

一部のマナー講座ではメールの返信では毎回件名を変えるようにという指導をしている場合もあります。

効率も大切ですが、相手の方を不快にさせては意味がありません

社内ルールがある場合はそれに従えばいいので考える必要はありませんが、社外の方に送る場合は社内ルールをそのまま適用する事は場合によっては相手に不快感を与えてしまう事もあるかもしれません。

相手と今までメールのやり取りをしている時に相手が件名を変更している場合はこちらも合わせて変更してもいいでしょう。

返信が遅れてしまった時は

うっかりしていてメールの返信が遅くなってしまう場合もあると思います。

その場合は気が付いたらすぐに返信メールを送りましょう。

書き出しはお詫びの言葉からで、返信が遅れた言い訳などは書かずに「返信が遅くなり申し訳ありません」の一言だけを入れましょう。

長い文章は忙しい相手の迷惑にもなりますから、遅れた理由などは必要ありません。

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まとめ

お礼メールの件名はそのままでいいでしょう。

お礼メールに緊急性はないと思うので、自分の名前が入っている場合は削除したり相手の名前には様を付け加えるか、相手の名前の箇所に自分の名前を入れる方などがいいと思います。

Re:はそのままの方がいいでしょう。

お礼メールは相手の気持ちが込められているものですから、メールを受け取った時はなるべく早く返信して下さい。

お礼メールをいただいたら、その日のうちに返信しましょう。

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