妊娠中は体の変化に伴い、今まで当たり前に出来ていたことが出来なくなります。特に第一子を妊娠したママたちは、初めてのことばかりなので、心配や不安も尽きないと思います。つわりや体のトラブルで大変なこともありますが、あまり過敏になり過ぎては、かえってストレスになります。そこで今回、妊娠中の注意点をまとめました。注意点を参考に、妊婦生活を無理なく楽しく過ごして下さいね。

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妊娠中の食事で気を付けることは?

魚を食べる際に注意することは?

魚介類には良質なタンパク質やカルシウム、DHAやEPAなど健康を保つための大切な栄養がたくさん含まれているので妊婦さんにもオススメの食べ物です。ただし、食べ方には注意が必要です。魚には「メチル水銀」が含まれているので、妊婦さんが水銀を多く含む魚を大量に摂取すると、お腹の赤ちゃんに先天性異常を引き起こす可能性が。水銀含有量が少ない魚(アジ、イワシ、サケ、サバ、サンマ、カツオ、ブリ、タイ、ツナ缶など)を摂取しましょう。

特に注意が必要な魚

キンメダイ、ミナミマグロ(インドマグロ)、クロマグロ(本マグロ)、キダイ、メカジキ、マカジキ、マッコウクジラなど

妊娠中の魚の食べ方の注意

お寿司や、刺し身など、生ものは大丈夫?

水銀含有量が少ない魚を選べば、お寿司やお刺し身は食べても大丈夫です。ただ、夏場は食べ物が傷みやすく食中毒の心配もあるので摂取を控えましょう。特に貝類はノロウイルスの心配もあるので妊娠中は避けた方が良いでしょう。妊娠中は免疫力が低下しているので食中毒にかかるリスクも高まります。生魚よりもしっかりと加熱した魚を食べるようにしましょう。お寿司やお刺身は出産後のご褒美にとっておきましょう。

コーヒーや紅茶は飲んでも大丈夫?

妊娠中にコーヒーや紅茶などに含まれるカフェインを大量に摂取すると、流産や早産などお腹なの赤ちゃんに悪影響をおよぼすと言われています。特に妊娠初期に注意が必要です。一日1~3杯程度は問題ないでしょう。ただ、コーヒー好きのママにとってはカフェインの制限がストレスになってはかえって逆効果です。リラックス効果もあるので、摂取量を注意して飲むようにしましょう。玉露にはコーヒーの二倍のカフェインが含まれているので避けましょう。妊娠中は、たんぽぽコーヒーやルイボスティー、麦茶などカフェインレスの飲み物がオススメです。

飲み物別のカフェイン含有量

塩分や糖分の撮り過ぎに注意!

塩分を摂り過ぎると妊娠中毒症の原因になるので、味付けの濃い食べ物などは控えましょう。また、糖分を摂り過ぎると体重増加につながります。食べ過ぎは禁物です。和食を中心に栄養バランスの良い食生活を送るようにしましょう。

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ヒールの高い靴やパーマは大丈夫?

ブーツやヒールの高い靴は?

妊娠中はお腹が大きくなりバランス感覚も悪くなります。つまずいたり転倒しては、お腹な赤ちゃんが心配です。ヒールの高い靴やブーツは避けて安定感のある歩きやすい靴を履くのがオススメです。最近はお洒落なフラットシューズもたくさんあるので楽しんで。

パーマやカラーリングは?

パーマやカラーは長時間座りっぱなしになるので、安定期に入って体調の良いときに行いましょう。つわりがひどいときはパーマ液やカラーリング剤のにおいが気になったり、肌がかぶれたりすることもあるので、体調を見て美容室に行くようにしましょう。

エステやマッサージは?

体の負担にならなければ、エステやマッサージは問題ありません。ママがリラックスして過ごすことが母体にとって一番大切なことです。

お腹も大きくなると肩や腰に負担がきたり、足がむくみやくなったりします。エステやマッサージで心身共にリフレッシュしましょう。

エステやマッサージを受ける際は、事前に妊婦であることを伝えて。

お出掛けで気を付けることは?

飛行機で里帰りするときは出産予定日の一ヶ月前までに!

各航空会社で出産予定日の28日前から医師の診断書や同意書が必要になります。長時間の着席は体にも負担がかかるので、搭乗前に産院の先生に許可をもらっておきましょう。里帰りを考えてる方は、出来れば安定期の間に搭乗するのをおすすめします。

旅行は近場に!

長時間の移動は体に負担がかかります。旅行をするなら近場で、何かあったときにすぐに帰って来れるような場所を選びましょう。妊娠中は長期旅行や海外旅行は避けて

出掛ける際は必ず母子手帳と保険証を持っておきましょう。

温泉で気を付けることは?

妊娠中の長風呂は、のぼせたり、浴場で足を滑らせて転倒したりする危険性があります。温泉に入る際は「のぼせ」と「転倒」に十分に注意して入りましょう。

温泉の成分が母体や胎児に悪影響を与えることはありません。温泉に入ってリラックス!気分転換は大切です!

仕事で気を付けることは?

妊娠中の体調や経過は一人ひとり異なります。入院するほどつわりがひどくて退職を余儀なくされる人もいれば、つわりが軽くて臨月まで元気に働くママもいます。仕事によって体への負担も違います。仕事を続ける際は、自分の体調と相談しながら無理なく働きましょう。体に少しでも異変を感じたら、すぐに休むことが大切です。もしもの時に、休憩や休みが取りやすい職場環境であるかどうか考えておきましょう。

仕事を続ける際の注意点

・急な休みや休憩を取りやすい環境であること(妊娠中の体の異変に備えて)

・職場が禁煙環境であること

・職場近くの病院(産院)を探しておく

・電車やバスの通勤ラッシュは出来るだけ避ける

・自転車やバイクの通勤は避ける

掃除で気を付けることは?

掃除機は臨月になっても普段通りできます。雑巾がけは無理のない範囲でゆっくり行いましょう。注意が必要なのは、お風呂掃除。お風呂は滑りやすく、浴槽を洗う際もお腹を圧迫するので、パパや周りの方に協力してもらいましょう。また、お腹が大きくなると流し台に立つときにお腹が邪魔になってきます。流し台で作業をする時は体を少し斜めにすると良いですよ。お腹が張ったり、腰が痛くなったりしたときは、椅子に座ってお皿を拭くなど、適度に休みながら体の負担にならないように家事を頑張って下さいね。

運転で気を付けることは?スクーターや自転車には乗れる?

車の運転はいつまで大丈夫?

車の運転は妊娠後期まで出来ます。実際、私も上の子の送迎で、臨月まで運転していました…車は便利ですが、妊娠中の運転はいつも以上に気を使うので意外と疲れます。また、ホルモンバランスの変化で眠気や注意力が散漫になったり、つわりで気分が悪くなったり、イライラしたりします。体と相談しながらタクシーやバスを上手に利用しましょう。

お買い物に行けないときはネットショッピングなどを利用すると良いですよ。

シートベルトはお腹を圧迫しないように締めて。

スクーターや自転車は大丈夫?

妊娠中のスクーターや自転車はオススメ出来ません。特に妊娠後期はお腹が大きくなってバランスが取りにくく転倒の危険性があるので絶対にやめましょう。

車やスクーター、自転車に乗る際は、事故やケガなど常に万が一のことを考えながら最大限の注意を払いながら安全運転を心がける必要があります。少しでも心配があるときは周りに相談したり、公共機関を利用したりしましょう。お出掛けの際は母子手帳と保険証を忘れずに。

上の子の抱っこは大丈夫?

二人目以降の妊娠の場合、上の子は今まで以上に「抱っこして~」とせがんできたり、甘えてきたりします。そんなときは座ったまま抱っこしてあげましょう。ただ、抱き上げる際に腰に負担がかかるので、無理に抱っこはしないで、たくさん抱きしめてあげることをオススメします。でも、実際、私は妊娠中、上の子の赤ちゃん返りがひどくて、大きなお腹にドンと乗せて抱っこしてました~。

お風呂で気を付けることは?

お風呂に入るとリッラクスしますが、妊娠中の長風呂は、のぼせたり、浴場で転倒したりする危険性があります。お風呂は短時間で、滑らないように十分に注意して入りましょう。妊婦さんの場合、お風呂の温度は37~38度に設定すると良いでしょう。湯船につかる時間は10分以内にしましょう。

病院や薬で気を付けることは?

妊娠しているとは知らずに風邪薬や鎮痛剤を服用してしまったというケースをよく聞きます。しかし、妊娠初期にうっかり薬を飲んでしまって赤ちゃんに影響が出る可能性のある薬はほとんどないようです。妊娠中の薬の服用や心配なことは必ず医師に相談しましょう。持病があって毎日薬を服用している人は、出来るだけ妊娠前に医師と相談しておくことが大切です。

妊娠と薬情報センター

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まとめ

妊娠中は赤ちゃんのことを第一に考えながら生活しないといけないので、様々な制限がありますが、それがストレスになっては妊婦生活が辛いものになってしまいます。ママがリラックスして過ごすことが母体にとって一番大切なことです。今回、妊娠中の注意事項を色々とお伝えしましたが…実際、私は初めての妊娠の時はかなり神経質になっていました。それが三人目を妊娠したときは、臨月になってもお風呂掃除をガンガンしてました…意外と何とかなるものですね。まさに「案ずるより産むが易し」です。妊婦生活はあっという間なので、赤ちゃんの胎動を感じながら幸せな時間を過ごして下さいね。

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