妊娠を待ち望んでいる女性にとっては、生理予定日が近付くにつれてドキドキしますよね。生理が遅れて初めて「妊娠したかも。」と感じる人も多いはず。妊娠が判明したときは既に妊娠4週頃になっています。つまり、生理から妊娠に至るまでの「超初期症状」については察することが出来ないのです。でも、妊娠を実感する前のこの「妊娠超初期」段階はとても大切な時期なのです。少しでも妊娠をお考えの方はこの時期のことを知っておく必要があります。今回、妊娠超初期症状についてまとめましたので、是非参考にされて妊娠生活に備えて下さいね。

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妊娠超初期症状とは

生理予定日の1,2週間前から起こる体の変化のことを妊娠超初期症状といいます。妊娠超初期症状は、全く気付かない人もいますし、風邪と思い込んで、妊娠していることに気付かない人もたくさんいます。

妊娠「超」初期は、妊娠が判明する前で赤ちゃんはまだいませんが、子宮に変化が起き、妊娠生活がスタートするとても大切な時期です。持病のある方は、この時期のことを事前に知っておくことで薬のリスクを避けることが出来ます。赤ちゃんの神経器官は妊娠「初期」症状が見られる妊娠5週目頃までに完成すると言われています。

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いつからいつまで

妊娠超初期は簡単に表すと、生理が終わり→排卵→着床→妊娠に至るまでの時で(妊娠0~3週)です。妊娠判明前で赤ちゃんはまだいない時期ですが、子宮に変化が起き始め、妊娠生活がスタートするとても大切な時期でもあります。妊娠超初期のことを事前に知っておくと、妊娠が判明する(妊娠4週頃)前に、薬やタバコ、アルコールを控えることが出来ます。

妊娠超初期症状に見られる症状

1.基礎体温に変化があった

受精卵が着床すると(生理予定日の7日前)基礎体温が37度以上を超えたり、熱っぽく風邪のような症状を感じる人もいます。高温が続いたら、薬を飲む前にまず医師に相談しましょう。

2.少量の出血があった

これは、妊娠超初期症状の一つで「着床出血」と言われるものです。着床出血とは、受精卵が子宮へと進み母体に着床する際に子宮壁が傷つき起こる「少量の出血」のことです。着床出血が全くない人もいれば、おりものに混じったものが1,2日続いたりと個人差があります。実際、着床出血が現れる人は50人に1人位とごくわずかです。出血を伴う症状なので生理と思う人も多いです。妊娠初期のサラサラとした鮮血は少量でも危険ですので、心配があるときは医師に相談しましょう。

3.おりものが多くなった

受精卵が着床すると、ホルモンバランスに変化が起こり、おりものの量が増えます。サラサラとした透明のものや白っぽいおりものが増えたと感じたときは妊娠している可能性があります。おりものの変化に気付けるように普段から意識しておきましょう。

4.気分の悪さや吐き気がある

妊娠するとホルモンのバランスが崩れたり、子宮に血液が多くなるので、脳の血液が減少します。そのため貧血になり、息切れやめまいが起こるのです。体温が上がり、体がだるく疲れやすくなるので無理をせずにゆっくり休みましょう。納豆やほうれんそうで鉄分をしっかり摂取しましょう。

5.一日中眠気がある

妊娠すると受精卵を育てるために黄体ホルモンが体を温め始めます。黄体ホルモンの分泌によって体温が上がり、体を休ませようとします。そのため強い眠気を感じるのです。

6.腹痛・下腹部の痛み

受精卵が着床し、成長していく中で子宮やその周りが刺激され、チクチクとした下腹部の痛みやズキズキとした鈍痛など何らかの痛みを伴うことがあります。

7.下痢や便秘になる

妊娠すると受精卵を育てるために黄体ホルモンが大量に分泌されると、腸の運動を抑える働きがあるので便秘になりやすくなります。また、逆に、ホルモンのバランスが崩れて自律神経が乱れ、下痢になる人もいます。

妊娠初期症状と違うの?

妊娠初期というのは、妊娠が判明する時期で妊娠2ヶ月(4~7週)です。この時期は、超音波検査をしても、赤ちゃんを包む袋(胎嚢)が確認できるほどです。器官形成期と言われ、器官や臓器が作られ、心臓も動き始めます。神経管が正常に作られるのをサポートする葉酸(ほうれんそうやブロッコリーなど)を積極的に摂取しましょう。

妊娠初期症状は、「超」初期症状と同様のものが続き、更に、早い人はつわりが始まります。

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あとがき

今回妊娠が成立するまでの「妊娠超初期」についてお伝えしましたが、卵子と精子が受精する確率は10~20%。受精卵が子宮に着床する確率は20~30%と言われています。こうしてみると、妊娠出産は本当に奇跡の確率だなぁと改めて感じました。「妊娠超初期」のことを事前に知っておくと、これから始まる妊娠生活への心掛けが出来ますし、新しい命を授かったときに、より一層命の尊さと奇跡に喜びを感じることと思います。妊娠は、人それぞれ症状の現れ方が違いますので、まずは自分の体としっかり向き合うことが大切です。

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