妊娠6ヶ月目は妊娠20週~23週にあたり、安定期で体調も良く落ち着いて過ごせる時期です。また、ほとんどの方で胎動を感じるようになります。安定期ですので流産の可能性は低くなりますが、無理はしないでやりたいことや楽しみたいことをしましょう。また、加速的に体重が増えやすい時期です。今回は、妊娠6ヶ月目のお腹の赤ちゃんの状態とママの身体の変化、気をつけたい体重管理や、尿もれや腰痛予防になる骨盤ケアの方法についてご紹介します。

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妊娠6ヶ月(20~23週)

妊娠6ヶ月目のお腹の赤ちゃんの身長は25~30cm、体重は450~700gほどになり、ますます大きくなってきます。肺以外の身体の主要な器官は完成し、身体に脂肪がつき始め、シワシワだった身体がプクプクとした赤ちゃんらしい身体つきになってきます。口をパクパクさせながら羊水を飲み込み、肺の中に入れて膨らませて吐き出すというような呼吸様運動を始めます。また、ほとんどの方が胎動を感じられるようになるでしょう。おへその上あたりやその周りで「ポコッポコッ」というような音がしたり、腸が動いているようなムズムズする感じがする時は胎動かもしれませんよ。

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お腹の赤ちゃんの状態

妊娠20週目頃になると赤ちゃんの大きさは約17~23cmほどになり、体重が約220~350gほどです。見た目は新生児と同じような体型になり、顔もはっきりしてきます。また、しゃっくりをするようになる赤ちゃんもいますよ。また、赤ちゃんはお腹の中で眠ったり起きたりを繰り返すようになり、睡眠サイクルができてくる時期です。また、胎児には胎脂というクリーム状のものが全身を覆うようになります。胎脂は胎毛と同じく、羊水の刺激から胎児を守り、体温を下げないように体温調節をしたり、出産時に産道を通りやすくなる潤滑油のような役割をもっています。

妊娠21週目頃になると赤ちゃんの大きさは19~25cmほどになり、体重が約300~450gほどに成長します。脂肪がついてきて少しプクプクしてきます。まぶたが上下にわかれて目が開き、まばたきをするようになります。視力はまだ少なく、ぼんやりとしているのですが目を開くことで外の光を感じるようになります。脳神経や耳も発達してきてますので、胎動で赤ちゃんの動きを感じたら、お腹に向かって声をかけてみましょう。こういったコミュニケーションを毎日繰り返すことで、赤ちゃんはお母さんの声を覚えますし、安心感を与えることができますよ。

妊娠22週目頃になると赤ちゃんの大きさは23cm~28cmほどになり、体重が約400~500gほどになり、耳の中の骨が硬くなり音を伝えやすくなることで、外の世界の大きな音に反応するようになります。また、へその緒が太くなり、ママから赤ちゃんに酸素や栄養がスムーズに運ばれるようになります。

妊娠23週目頃になると赤ちゃんの大きさは25cm~30cmほどになり、体重は450~700gほどになります。この週から毎週200gずつ増加していきます。エコー検査で赤ちゃんの全体像が見えなくなり、顔や手や足など部分的に見えるようになってきます。また、膵臓が発達し血糖値を抑えるインスリンが分泌し始めることで成長ホルモンの分泌を促し、赤ちゃんがより大きく成長していきます。赤ちゃんの顔は完成に近づき、しかめっ面や、唇をすぼめたりする様子が見られることもありますよ。

ママの身体の変化

妊娠20週目頃の子宮の大きさは妊娠前の3倍の大きさになっていますし、週に1cmの速さで大きくなっていきます。羊水の量が急激に増えてきて、3~4時間ごとに古い羊水と新しい羊水が交換されます。つまり、この時期は特に水分を摂る必要がでてきます。こまめに水分補給を行いましょう。また、ほとんどの方が胎動を感じるようになります。

妊娠21週目頃になると大きくなったお腹が前にせりだしてきます。お腹が邪魔して足元が見えづらくなってきますので、かかとの高い靴は控え、階段などでは手すりを使って転ばないようにしましょう。そして、手足にむくみがでてきたり、尿蛋白がでるようになる方もでてきます。尿蛋白は、尿中に含まれる蛋白質のことです。腎臓が血液をきれいに濾過し、残された老廃物を尿中に排泄しますが、腎臓の機能が低下することによりタンパク質が混じってしまうことがあります。妊娠中は血液量が増す上に、運動不足にもなりがちですので、尿蛋白がでやすくなります。病院や産院で健診時に尿蛋白の値がわかります。尿検査で尿蛋白の数値がマイナス(-)や、プラスマイナス(±)、+1、+2、+3、+4など数値化されていて、数値が高いほど尿蛋白の量が多いという意味です。プラスマイナス(±)や+1ぐらいだった場合はさほど心配する必要はありませんが、塩分を控え、甘いものやカロリーの高いものを食べすぎないようにしましょう。

妊娠22週目頃になると、子宮の大きさは大人の頭より一回り大きいサイズになっています。体重が増えやすい時期ですので、毎日体重計に乗ってうっかり増えすぎてないか確認しましょう。1週間で500g増えると要注意です。また、太ももやふくらはぎに静脈瘤といわれ、血管がこぶ状の膨らんでくることがあります。足がむくんだり、だるいという症状があったら、マッサージをしたり、着圧効果のある靴下を履いたり、軽い運動や入浴などで予防するようにしましょう。

妊娠23週目頃になると子宮底長は18~21cmほどになり、子宮はおへそのあたりまで大きくなります。大きくなった子宮が横隔膜を押し上げて心臓を圧迫することで呼吸が苦しくなることもあります。また、身体の血液量もますます増えてきてますので、心臓への負担が大きく、動悸や息切れを感じる方もいます。また、妊娠するとリラキシンというホルモンの影響で赤ちゃんが狭い骨盤を通りやるくするように骨盤の靭帯が緩みます。骨盤のゆるみやゆがみが生じることで、腰痛や恥骨痛をいう症状がでたり、赤ちゃんが下がりすぎて切迫早産の原因になることや逆子の原因になることもあります。そうならないよう、骨盤ケアをなるだけ早くから始めましょう。また、乳頭から黄色や透明のドロっとした初乳がでる方もいます。

することできること

気をつけたい!体重管理について

妊娠中は、体内の血液量が増えますし、赤ちゃんの生命を維持する為の羊水も増え、皮下脂肪も増加しますので、どうしても体重が増えてしまいがちです。ただ、あまりに体重が増えてしまうと妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの合併症をひき起こす原因になったり、難産の原因になることもあります。毎日体重を測ったり、なるべく食べすぎないようにするなど努力が必要になります。妊婦さんが理想とされる体重増加の目安があります。BMIを使って計算することができます。

BMIは、体重(kg)÷身長(m)×身長(m)で算出します。

BMIが18.5未満の痩せ型の方は、出産までの体重増加量は10kg~12kgが望ましいとされています。

BMIが25未満の標準体型の方は、7kg~10kgが望ましいとされています。

BMIが25以上の太めの方は、5~7kgが望ましいとされています。

私自身の経験でいうと、つわりが辛く体重が5kg減っていたので気持ちが緩んでいたんでしょうか、つわりが治まった妊娠中期以降、体重増加は爆発的に加速していき、出産直前になると+10kgでした。高血圧の症状も少しありましたが、産後しばらくして正常に治まってきました。

つわりで体重が減っても妊娠中期以降は要注意ですね。妊娠6ヶ月の時期に適切な体重増加量は、週に0.3~0.5kgで、妊娠前と比較して6kg前後増えているのが目安といわれます。週に500g以上増えてしまった場合は次の週で食べる量をセーブするか、少し軽めの運動を行ったりしましょう。しかし、食欲はなかなか抑えられないものですよね。食事量は増やさずに、食事回数を5~6回に増やしたり、時間を掛けて少しづつ食べたり、食欲を抑えるエッセンシャルオイルであるグレープフルーツの香りを嗅いでみたり・・と工夫して乗り切りましょうね。

尿もれや腰痛予防になる骨盤ケアとは?

私自身、妊娠中期以降悩まされたのが尿もれとおしり付近の痛みです。元々、座りっぱなしなどの姿勢になると右尻の奥の方の痛みがあったのですが、妊娠すると悪化し、右側のお尻の奥の方がピキッと痛むようになりました。その時に行っていたのが骨盤ケアと骨盤体操です。ひどい痛みが少しづつ改善していきましたし、全く傷みがなくなったわけではありませんが、時々だるさを感じるような時は行っています。妊婦さんや妊婦さんで無い方もオススメですのでぜひお試しくださいね。

骨盤ケアにオススメなトコちゃんベルト

骨盤を支えるベルトで、骨盤のゆるみやゆがみをサポートしてくれます。お尻や尾骨の傷み、腰痛がある方や無い方でも装着できます。病院や産院などで助産師さんからすすめられることもあります。妊婦さんは妊娠初期から着用できますが、痛みがでてきた中期以降でも着用できます。

骨盤ケアについて

トコちゃんベルト(骨盤ベルト)の着用方法と骨盤ケアの方法が動画で紹介されています。骨盤ベルトは助産師さんから着用方法を学ぶこともできますが、ぜひ参考になさってくださいね。

1.下がった子宮を上げるために仰向けの姿勢でお尻をあげて骨盤高位の姿勢になる

2.ゆがんだ骨盤や筋肉を整えるために、骨盤高位の姿勢のまま(枕やマットをお尻の下に敷き)、ひざや骨盤を左右に動かす運動をする

3.骨盤高位の姿勢でトコちゃんベルトを巻く

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まとめ

妊娠6ヶ月目は、食欲が増し、体重はますます増加しますので、体重管理が必要な時期です。同時に、ますますお腹が大きく前にせり出してきますので、腰痛やお尻の痛み、恥骨痛に悩まされる時期です。食べすぎないことはもちろん、食事の回数を増やしたり、体重計にこまめに乗るなど意識的な体重コントロールが必要になります。また、骨盤ケアを行うことで尿もれや腰痛対策にもなりますので、骨盤ベルトをこの機会に着用してみてはいかがでしょうか。

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