妊娠を待ち望んでいるママやパパたちは出来ることなら医療機関にお世話になることなく、自然に確実に妊娠したいと思っている人が多いはず。毎日基礎体温を付けていて、生理の周期が順調で排卵が正確に行われていれば、排卵日が予測出来ます。一般的に排卵日当日が一番妊娠の確率が高いと思われがちで、実際この日にタイミングを合わせて夫婦生活される方も多いと思います。しかし、最も妊娠しやす日は排卵日ではないことが分かってきました。今回、最も妊娠しやすい日を調べてみました。是非参考にしてみて下さいね。

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最も妊娠しやすい時期は?

まずは排卵日を予測

まずは基礎体温を付けましょう。基礎体温を毎日付け始め2~3ヶ月も経つと自分の生理の周期や排卵の有無、ホルモンバランスが正常であるかどうかなどが把握出来るようになります。

自分の生理周期が分かれば、排卵日を予測できるようになります。妊娠しやすい日が分かれば赤ちゃんを授かる確率も高くなるので、排卵日を予測するためにも基礎体温を付けることが大切です。基礎体温は、図のように低温期が約2週間、高温期が約2週間続きます。低温期から高温期に入る直前の体温がガクッと下がった日が排卵日です。

妊娠しやすい時期はいつ?

妊娠は、排卵が起きて、卵子と精子が出会い、受精し、卵管を通って子宮内膜に受精卵が着床することで成立します。排卵のタイミングは月に一回しかありません。卵子の寿命は約一日なので、その間に精子と出会って受精出来なければ、妊娠は成立しません。精子の寿命は約三日間なので、排卵が起きる前の数日間が妊娠しやすい時期ということになります。

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妊娠率が一番高いのは排卵日の2日前!

排卵日を予測出来たら、その2日前から基礎体温が上昇するまで1日おきで夫婦生活すると妊娠率が高くなります。精子の寿命は約3日間、卵子の寿命は約1日です。受精可能な時間はおよそ12時間。このように卵子が受精卵になれる時間は非常に短いので排卵前に夫婦生活の機会を多く持ち、精子が卵子を待つ状態を作っておくと受精の確率も高くなります。卵子は排卵を境に劣化していくので排卵日は妊娠する確率が低下します。以上のようなことから、妊娠率が一番高いのは排卵日の二日前であることが分かります。

妊娠しやすいタイミング

・基礎体温を付ける

・排卵日を予測する

・妊娠率が最も高い排卵日2日前と排卵前日に性生活する

妊娠力を高めるために

1.基礎体温で自己管理・健康管理する

基礎体温は毎朝起きてすぐの布団で横になったままの状態で計りましょう。一般の体温計ではなく、基礎体温計(婦人体温計)を使用しましょう。

計るのを忘れたきは「計り忘れ」とメモしておき、次の日から忘れず計るようにしましょう。基礎体温は慣れるまでは毎日付けることが面倒に感じることもあるかと思いますが、そのうちに良い習慣となり、健康管理のバロメーターになります。あまり気負わずにボチボチ続けましょう。

2.体を冷やさない

排卵を境に、高温期になるタイミングで受精します。高温期は卵子と精子が受精し、着床し、妊娠が成立するまでの期間であり、黄体ホルモンが分泌され子宮内膜を着床しやすい状態に整える期間でもあります。この高温期が17日以上続けば妊娠の可能性が高くなります。このように高温期は妊娠するためにとても大切な期間です。

低温期が長く続く人や、低温期の体温が低い人(36度以下)は体が冷えていることが考えられます。体が冷えると血流も悪くなり子宮の動きも悪くなります。日頃から食事や運動で体を温めてあげることが大切です。冷えは妊娠の大敵です。

3.生活習慣を整える

妊娠しやすい体を作るためには心身共に健康であることが大切です。ストレスは自律神経を乱しホルモンバランスを崩すので、自分なりのストレス発散法を見つけましょう。

また、栄養バランスの良い食事や適度な運動で代謝を高め、血流を良くておきましょう。寝る前のTVやスマホはやめて、お風呂にゆっくり入って眠ると良質な睡眠が取れますよ。

妊娠力を高めるためにはパパも健康でいることが大切です。夫婦で生活習慣を見直すことから始めましょう。

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まとめ

一人目をなかなか授からず、タイミング法を試みた時に先生から「排卵日の2日前に夫婦生活されて下さいね。」と言われました。正直、私は排卵日当日のほうが確率が高いのでは…と半信半疑でしたが、無事に妊娠することが出来ました。妊娠を望んでいる方は排卵日の2,3日前に夫婦生活の機会を多く持つと妊娠率も高くなりますよ。避妊せずに夫婦生活を送っているにも関わらず1~2年経っても妊娠しない場合は早めに受診されることをオススメします。晩婚化が進んだ現代、婦人科受診に早すぎることはありません。

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