離乳食が始まると、次はそろそろ卒乳の時期かなと考え始めるママが多いようです。だいたい1歳前後の時期に卒乳をできればと考えるママが大半ですが、職場復帰やあらたな妊娠などの事情で、もう少し早くに卒乳を試みるママもいるでしょう。卒乳は赤ちゃんが母乳を必要としなくなり、おっぱいを卒業していくことで、その時期はママと赤ちゃん双方のタイミングを考慮し、赤ちゃんが安心して母乳から離れられるように見守ってあげることが大切です。では、卒乳はいつごろから、どのような方法ですればよいのかを調べてみましょう。

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卒乳はいつごろから、どんなふうに?

子供が1歳に近くなるとそろそろ卒乳を考えはじめますが、お昼寝や寝る前の寝かしつけ時に、おっぱいをふくませないと、ぐずってしまいます。卒乳の時期はいつ頃なのでしょうか。また、母乳育児をしていて、子どもが1歳になったら職場復帰を考えたりしているので、それまでに卒乳したいのですが、いつごろからどんなふう準備したら良いのですか分からなかったので調べてみました。

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卒乳の時期の目安は?

卒乳の時期は赤ちゃんそれぞれ個人差はありますが、もうそろそろ卒乳を考えても良いかなと判断する目安としては、

●1日3食の離乳食で十分な栄養がとれている

●コップやストローを使って、薄めた果汁・麦茶・白湯など、母乳以外のもので水分補給ができている

●授乳中、母乳をあまり飲んでいなかったり、赤ちゃんの気がそれることが多い

などがあげられます。例えば、汗をかいてたくさんの水分が必要になる夏場は避けたほうがよいかもですね。他にも、保育園に入園する・お引っ越しをするなどの生活の大きな変化がるときは、ストレスがかかるので、無理はしないようにしましょう。

卒乳への準備・方法

☆まず、離乳食後の授乳を1回やめてみましょう。

☆1回の授乳時間を短くしてみる

☆1日の授乳回数を減らしてみる

このような取り組みを1週間続けることで、徐々に授乳の間隔をあけていきましょう。赤ちゃんが泣くときも、すぐに母乳を与えないで、歌を歌ったり、手遊びをしたり、コップで飲み物を与えたりなど、うまく赤ちゃんの気をそらしてあげて、授乳以外でのスキンシップをママも練習しましょう。また、急に授乳を止めたり減らしすぎると、ママのおっぱいも乳房トラブルを起こしやすくなるので、徐々に減らしていきましょう。

赤ちゃんもママも授乳量や回数を減らした生活に慣れてきたら、いよいよ断乳する日にちを決めて、その日の朝授乳をしたら3日間は、思い切って授乳を一切やめてみましょう。事前に赤ちゃん本人に言い聞かせて、「あと〇〇日したらおっぱいバイバイしようね」などと、声かけをしてあげて、赤ちゃんの心の準備もお手伝いしてあげましょう。

寝かしつけ時などは特におっぱいが無いことで、なかなか寝付けなかったり、ぐずったりするかもしれませんが、絵本を読み聞かせたり、子守唄を歌ってみたりして、母乳や哺乳瓶での授乳もしないように頑張ってみましょう。日中にしっかりお散歩やお外遊びで疲れさせておくと、寝付きやすいですよ。

卒乳後のママの乳房のケア方法

断乳直後(卒乳を決めた3日間)は、あまり乳房を温めないようにしましょう。血流がよくなると母乳の分泌がさかんになって、おっぱいが張ってきます。最初の2日間は少しだけ搾乳し、3日目にしっかり搾乳します。すると、その後はあまりおっぱいが張らなくなるでしょう。その後は、おっぱいが張って痛みがあるときだけ少し搾り、1週間たったらしっかり搾ります。乳房がつまりやすいママは、乳腺炎などのトラブルになることもあるので、産婦人科や乳腺外来で先生に相談しましょう。

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まとめ

卒乳はこの時期までに必ずしなければ、という月齢はありません。ママと赤ちゃんの状態・状況に応じて、無理のないように計画しましょう。栄養面では母乳が必要なくなっても、精神面の安心・安定のためには、まだまだ必要としています。寂しかったり眠かったりしたときの精神安定剤のようなものなのですから。ママにとっても、卒乳や断乳は肉体的にも精神的にも寂しく辛いものです。お互いにストレスにならにように、十分に納得してから卒乳をはじめましょう。

授乳によるスキンシップから卒業したら、違う形での愛情表現が必要になります。たくさんの声掛けとスキンシップを心掛けましょう。

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