アブラムシが葉の裏や新芽に大量発生していました。家庭菜園やベランダ菜園の野菜やお花をよく見てみるとたくさん付いています。農薬を撒けば一発で退治することができると思いますが、家で作っている野菜は無農薬で作りたいと思っていますので調べてみたら、牛乳・重曹・お酢・木酢液・片栗粉などアブラムシ駆除方法がありましたが、実際にどのような効果があるのか分からないので片栗粉スプレーを作り駆除する方法を試してみました。アブラムシを駆除するのにどの方法が一番効果があるのか分からないので、木の葉っぱや新芽についているアブラムシに片栗粉スプレーを吹き掛けてみましたので作り方や効果についてまとめました。

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アブラムシ駆除の片栗粉スプレーの作り方

アブラムシ対策として片栗粉スプレーを作ってみました。

【使う材料と分量】

水:1リットル
片栗粉:10g(約大さじ1)

【作り方】

1.鍋に1リットルの水を入れる
2.片栗粉10gを鍋に入れる
3.火を付けて沸騰させる
4.少しとろみが付いたら火を止める
5.熱を取り、冷えたら容器に入れる

とろみが強いとスプレーの噴射口からシュッシュと吹き出ないで、トローッと落ちるだけになります。

画像のようにスプレーの噴霧口からとろ~りと垂れるだけになり吹き付けることができません。とろみが強いときは水を加えてノズルで目詰まりしないように濃さを調整して薄めるといいです。

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アブラムシに片栗粉スプレーを吹き掛けてみた

最初はとろみが強く吹き掛けるのではなく、垂らす感じでアブラムシがついている葉っぱにスプレーしました。スプレーしにくかったので水を入れてよく混ぜてとろみを弱くしたら、スプレーから勢い良く出るようになりました。

とろみが強い状態のものは垂らすことができる位置であれば有効だと思いますが葉の裏などは薄めた片栗粉スプレーのほうが噴霧しやすいです。

吹き付けてから乾燥するまでの時間として3時間待ちました。片栗粉スプレーを吹き掛けた葉っぱを見ると片栗粉の半透明の膜が張っていました。膜が張っている部分のアブラムシは窒息していましたがそれ以外のアブラムシには影響が無いようです。膜の下にいたアブラムシの一部は窒息していませんでした。

牛乳スプレーのように臭いはありませんが、洗い流さないと片栗粉の膜が付きっぱなしになりますので洗い流す必要があります。

アブラムシ駆除の片栗粉スプレーの効果

実際に片栗粉スプレーを使ってみた感想をメリットとデメリットに分けてお伝えしたいと思います。

メリット

・一度沸騰させることで効果を発揮する
・殺虫効果は高い
・費用が安い
・安全性が高い
・嫌なニオイがしない

片栗粉を使うので材料費はかなり安いです。水で進めるので量もたくさんできます。とろみの強さを調整することで噴霧器でも使えますし、スプレーボトルでも噴霧することができ吹き掛けることができます。アブラムシ退治としてはかなり高い効果を発揮するのでおすすめの対策だと思います。

デメリット

・とろみが強いと噴霧できない
・吹き掛けて乾燥すると膜ができる
・膜を落とすために洗い流す必要がある

片栗粉を使っているので膜ができます。膜をそのままにしておくと野菜や花・葉などに影響があるかも知れませんので洗い流したほうがいいと思います。膜は水で溶けて下に落ちていきますので洗い流すのは簡単ですが手間が増えますね。

駆除できた割合

アブラムシ全体に片栗粉スプレーが行き渡るようにする必要があります。流れ落ちてしまうため、全体のアブラムシを駆除することは難しいですがかなりの確率で退治することができると感じました。片栗粉の膜が浮いているとき下にいるアブラムシは生きていることが多いです。1日放置した状態でも葉っぱを傷めたりした様子はありませんでしたが植物や野菜の成長に何か影響があるかもしれないので水で洗い流しておいたほうがいいと思います。

アブラムシの駆除率:約8割

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まとめ

片栗粉はとろみを付けるのに使う材料ですよね。食べることができるので野菜などに吹き掛けても安心ですし農薬と違い安全です。作り方を紹介しましたが、水に溶かした片栗粉をスプレーするだけでは効果は半減します。というのも、片栗粉が沈殿すること、白い塊になってアブラムシ対策としては効果は3割ほどしか退治できませんでした。

殺虫効果を高めるのであれば、一度沸騰させて使うのがおすすめです。とろみを付けることで薄い膜を全体に作りやすくアブラムシを窒息させることができます。

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