インフルエンザとは学校保健安全法施行規則により、出席停止となる伝染病の一つで「発症後5日かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過」するまで学校は出席停止になります。職場などでもそれに倣って自宅待機となることが多いです。インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の3つがあり、それぞれのウイルスによってインフルエンザに感染した時の症状が違います。今回はインフルエンザA型の特徴と症状についてまとめてみました。

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インフルエンザA型とは

インフルエンザは「A型、B型、C型」の3種類のインフルエンザウイルスに分類されます。その中でもインフルエンザA型は「最も感染力が強く、症状も重症化しやすい、やっかいなインフルエンザウイルス」です。世界規模の大流行の場合はA型であるケースが大半で、これはA型の細胞表面抗原のパターンが多いことがひとつの要因になっています。また他のウイルス感染症と比較すると、爆発的なウイルス増殖速度なのもA型の特徴です。

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なぜA型は流行しやすいのか?

流行しやすい原因としては「細胞表面抗原」の種類に問題があります。A型ウイルス最大の特徴は、表面抗原の種類とパターンの多さにあります。

A型ウイルスは2つの表面抗原と呼ばれるタンパク質組織をもっています。

☆ヘマグルチニン(H)・・15種類(H1~H15)

☆ノイラミニダーゼ(N)・・9種類(N1~N9)

この2種類のタンパク質組織である表面抗原の組み合わせが多数になるため、新型のウイルスに対応できるワクチンや、免疫をまだ保持していない段階で、感染すると爆発的に大流行してしまう可能性があります。

【過去に大流行したインフルエンザの型】

☆1968年~香港かぜ・・H3N2型

☆1977年~ソ連型・・H1N1型

上記のようにヘマグルチニンノイラミニダーゼの組み合わせが異なっています。この2種類の組み合わせは計算すると135種類にも及びます。現在、ヒトが感染したインフルエンザウイルスはまだ数種類です。この先、新型のインフルエンザA型ウイルスが流行する可能性は十分考えられます。

インフルエンザA型の発症

インフルエンザは感染してから発症するまでに1~2日の潜伏期間があります。主に咳やくしゃみなどの飛沫感染、接触感染により感染し、急激な高い発熱で、全身の倦怠感や関節・筋肉痛をともないます。インフルエンザの場合たった1つのウイルスが24時間後には約100万個に増殖します。その際、全身を使ってウイルスから体を守るため、インフルエンザに感染すると高熱が出るのです。

インフルエンザの検査

インフルエンザにかかっているかを調べるには、2つの方法があります。

・インフルエンザウイルスの抗原が検出されるかを調べる方法

・インフルエンザウイルスに対する抗体ができているかを調べる方法

多くの医療機関では・インフルエンザウイルスの抗原を検出する方法が行われています。この検査は「迅速診断法」という方法ですが、綿棒で鼻の粘膜をこすり、液体に浸し、約10分程で感染しているか結果が出ます。しかしインフルエンザ発症直後の12時間以内の場合は、体内のウイルス量が少なく、陰性と判定されることもあります。そのため、陰性と判定されても、症状が重い場合は翌日に再検査をする必要があります。また症状が出て3日目以降にはインフルエンザウイルスが体内で減り始めるので、発症後48時間までに検査を受けないと確実な診断ができません。

インフルエンザの適切な検査時期は?

※インフルエンザ発症直後12時間以降~48時間以内

インフルエンザ発症直後の12時間以内の場合は、体内のウイルス量が少なく、陰性と判定されることがあります。またインフルエンザには抗インフルエンザウイルス薬の内服を開始しますが、この薬は発症から48時間以内に内服を開始しないと効果がないと言われているので検査を受けるタイミングは発症から12時間以後48時間以内がベストだと考えられます。

インフルエンザA型の症状

【インフルエンザと風邪の違い】

インフルエンザ 風邪
発症時期 12月頃~4月頃 年間通して
発熱 高熱38度以上 微熱程度
症状 ・全身倦怠感
・筋肉・関節痛
・喉の痛み
・頭痛
・くしゃみ
・鼻水、鼻づまり
・くしゃみ
・鼻水、鼻づまり
・喉の痛み
原因ウイルス インフルエンザウイルス コロナウイルス
ライノウイルス
アデノウイルス等

A型はウイルスのパワーが強いため、体感的にも「きつい」と感じる度合いが大きいのも特徴的です。また特徴的な症状は38°以上の高熱、全身の倦怠感、関節・筋肉痛などがみられます。

【いつもの風邪と違う全身症状が出た場合は医師への相談を!】

予防接種を受けると症状が軽くなり高熱が出ないこともあります。いつもの風邪と違う全身症状がある場合は、医師に相談してください。インフルエンザの「迅速検査」は陽性かどうかを診断するだけでなく、治療方針や、周囲に感染を広げないための処置をするのも大きな目的です。一度目の検査が陰性でも、周囲で流行していたり、感染者と接触していたら、陽性の可能性は高いと考えて下さい。

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まとめ

インフルエンザにかからないようにワクチンを接種し、手洗い、うがい、マスクを着用する予防が一番です。しかしそれでもかかってしまうのがインフルエンザの感染力の強さです。「38度を超える急激な発熱」、「倦怠感」、「悪寒」、「関節の痛み」などの全身症状があるときには、インフルエンザの可能性があります。我慢しないで医療機関を受診しましょう。検査で陽性だった場合、発症から48時間以内に適切な抗インフルエンザ薬を服用すると、早期の回復が見込まれますよ。熱が下がってもウイルスは残っているので、くしゃみや咳で人にうつしてしまう可能性があります。治っても、2日間は外出を控えましょう。

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