インフルエンザは風邪と違って感染力が強く、潜伏期間で症状が無い時も他の人に感染させてしまいます。子供がインフルエンザに感染した時の対処法と元気な兄弟にうつさないように気を付ける点をまとめました。高熱で食事が取れない時や換気の方法など調べておくと実際にインフルエンザにかかった時に慌てなくてすみますよ。

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マスクはみんなでつける

インフルエンザに感染してしまったらなるべく別の部屋に隔離したほうが兄弟や他の家族への感染を防ぐことが出来ます。そして感染した子供も看病している親もマスクを付けましょう。インフルエンザの感染経路はほとんどが飛沫感染と言われています。飛沫感染とは感染者のくしゃみや咳などに含まれたウイルスが飛び散って健康な人の口や鼻に付き感染します。また、マスクを付けているとウイルスの付いた手で口や鼻を触る事を防ぐ事が出来るので予防には効果的です。

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手洗いと消毒も忘れずに


ハンドラボ手指消毒用VHポンプ
インフルエンザにかかっている家族がいる時はまめに手を洗い、アルコール消毒もすると効果的です。スプレータイプで速乾性のあるものなら簡単に手を消毒出来ます。子供はシュッとワンプッシュするのが楽しいみたいで何度も消毒してしまいます。

部屋の温度と湿度に気をつける


クレベリンスプレー
インフルエンザウイルスは湿度が高くなると生存率が低くなるので部屋の湿度を高くしたいところですが、インフルエンザが流行している冬の寒い時に湿度を高くしてしまうとカビや結露の原因になってしまうので50%~60%に保つのがいいようです。40%を下回るとウイルスが活発になることがわかっているので40%を下回らないように気を付けます。部屋の温度は20℃~25℃位に保ちます。加湿器が無い時は、ゆるく絞ったタオルを部屋に何枚がかけて置く、抗菌スプレーなどで部屋に水分をまく、ナベでお湯を沸かす、等で部屋を加湿しましょう。

定期的に換気を

冬の寒い時に部屋の換気はしたくないものですが、インフルエンザの感染者がいる時は積極的に行って下さい。インフルエンザウイルスが感染者から排出されていて、締め切った部屋の中でウイルスの濃度が濃くなってしまい健康な人に感染しやすくなります。換気の間隔は1~2時間おきに5分~10分程度で大丈夫です。部屋の窓は2ヶ所以上開けて吸気と排気が出来るようにします。同時に換気扇もつけると空気の流れができやすくなり早く換気ができます。

高熱時の対処法

早めに病院に行きインフルエンザの抗ウイルス薬を服用させます。インフルエンザの発症から48時間以内に服用しないと効果がないので夜や土日など休日である場合は救急病院や当番医を調べて早めに病院に連れて行きましょう。すでに病院に行きイナビルやリレンザ、タミフルなどのインフルエンザ治療薬を処方されている場合は解熱剤を飲ませます。インフルエンザの時にアスピリン系の解熱剤を使うとインフルエンザ脳症になる可能性があるのでアセトアミノフェンの解熱剤を飲ませます。

インフルエンザにかかっている時の食事

インフルエンザに感染している時は食欲が落ちますが何も食べていないと体力も免疫力も落ちて回復に時間がかかってしまいます。胃腸の動きも弱まっている事もあるので無理にたくさん食べる必要はありません。下痢や吐き気、高熱がある時は脱水症状にもなりやすいので水分補給が大切です。初めは下記の食材で野菜スープやおかゆ、うどんなど胃腸に優しい食事を取り、回復してきたら高タンパクで低脂肪な白身魚や鶏肉なども入れるといいですね。何も食べられない時はスポーツ飲料や野菜ジュース等で水分補給しましょう。

インフルエンザの時に取りたい食材

卵(鼻やのどの粘膜を丈夫にするビタミンA)
野菜(ブロッコリー・赤ピーマン等免疫力を高めるビタミンC)
玉ねぎやニラ(抗菌作用のある硫酸アリル)

家族が感染しないために

看病しているとうつってしまう事も多いですが一緒に寝込むわけにもいかず、大変な思いをしてしまった経験のあるお母さんはたくさんいると思います。子供を小児科へ連れて行った時に一緒にイナビルなどのインフルエンザ治療薬を処方してもらい予防のために服用することも出来ます。予防として処方して貰うには家族や同居している人がインフルエンザに感染している場合だけで、健康保険の適用外になるので全額自己負担になってしまうので医師に確認して下さい。

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まとめ

子供がインフルエンザに感染してしまった時の対処法をまとめてみました。いつもは元気な子供がグッタリしているのは見ているだけでもかわいそうで早く治してあげたいですよね。インフルエンザ等で高熱がでると「熱性せんもう」という異常行動をする事があります。「熱性せんもう」は突然歩き回ったり、意味のわからない事を言ったりしますが、数分でおさまりるのが特徴です。「熱性せんもう」であれば後遺症などの心配もないのですが、けいれんがあったり異常行動が長く続く場合は「熱性せんもう」ではない事もあるので病院を受診して下さいね。

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