受験や卒業式シーズンに流行るインフルエンザ…毎年インフルエンザが流行り始めると感染しないように気が抜けない日が続きますよね。特に受験や大切な行事を控えた方にとってはなおさらだと思います。しかし、どんなに予防をしていても感染してしまうのがインフルエンザです。感染してしまったら、とにかく一分一秒でも早く熱を下げて、体が動ける状態に治したいですよね。インフルエンザに感染した際、少しでも早く熱を下げるためにはどうしたら良いか調べてみました。

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インフルエンザで発熱するのははぜ?

発熱というのは、体がウィルスや細菌と戦っているために出ます。

インフルエンザで高熱が出るのは、低温で増殖しやすいインフルエンザウィルスの動きを抑えるために体が体温を上げて白血球の働きを高めウィルスと戦っているためです。そのため、ウィルスが体内に侵入している間は座薬や頓服などで熱を下げても、一時的に下がるだけで、薬の効果が無くなった途端、また熱が上がるということがほとんどです。高熱が出るのは体がインフルエンザウィルスと戦っている証拠なので、解熱剤で無理矢理熱を下げるのは避けましょう。

幼いお子様や人によっては38.5度以上の高熱が出るとでグッタリすることがあります。その際は、座薬や頓服で一時的に熱を下げて少しでも楽にさせてあげることが大切です。解熱剤を服用する際は成分が優しくて安全なアセトアミノフェンの解熱剤「カロナール」を使用しましょう

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インフルエンザの高熱はどの位続く?

人によって症状は様々ですが、大体3~4日もすれば熱は下がります。ワクチンを接種していれば、早ければ2日ほどで熱が下がります。高熱が出るのは体がインフルエンザウィルスと戦っている証拠なので、まずは体を温かくして、とにかく寝ること!が大切です。

熱を早く下げるための方法

早めに病院へ行く

高熱が出たら、まずは病院で診てもらいましょう。インフルエンザと診断されたら、発症から48時間以内に「抗インフルエンザ薬」を服用すると比較的熱も早く下がります。48時間を過ぎると薬の効果が期待できなくなるので、早めの対処が大切です。抗インフルエンザ薬はタミフルやリレンザ、イナビルなどがありますが、熱が下がったからといって薬をやめるのは危険です。解熱後も数日はウィルスが体内に残っている可能性が高いので、薬の服用は医師の判断に従いましょう。

解熱剤の服用は注意が必要

高熱が出るのは、体が体温を上げてウィルスと戦っているためです。ウィルスは熱に弱いので、解熱剤で一気に熱を下げると低体温になり、ウィルスが再び活性化します。

解熱剤での急激な体温の変化は、体に異常をおよぼし、血管を傷つけたり、多くの臓器が正常に動かなくなったりするなど「インフルエンザ脳炎・脳炎」を引き起こす恐れがあります。解熱剤の服用には十分な注意が必要です。ロキソニンやボルダレンなど、成分が「アスピリン」の解熱剤の使用は避けましょう。成分がアセトアミノフェンの解熱剤「カロナール」は体に優しく比較的安全です。

首まわり・脇の下を冷やす

アイスノンやタオルに包んだ保冷剤で、脇の下、首など大きな動脈のある部分、リンパの集まる部分を冷やすと効果的に熱を下げることが出来ます。また、太ももの付け根部分、ひざ裏なども効果的です。

水分をしっかり取る

熱が上がると大量の汗をかくので、こまめに着替えて、しっかり水分補給しましょう。高熱により体の水分や塩分、ビタミンなどが失われます。ポカリスエットなどのスポーツドリンクはエネルギーや必要な栄養素を補給できるので、たくさん飲むようにしましょう。また、熱が出ると、通常の5倍以上のビタミンCが消費されます。ゆず茶やホットレモンなどビタミンCが入った飲み物もオススメです。梅干しもウィルスの増殖を抑える働きがあるので、梅干し茶なんかもいいですよ。

加湿する

インフルエンザウィルスは「低温・乾燥」で活性化します。

加湿器などで湿度を50~60%に保ちましょう。室温は20~23度に保つと効果的です。冬場のエアコン使用は部屋が乾燥するので、洗濯物を室内干しにしたり、濡れタオルを干したりしておくといいですよ。

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まとめ

受験生がインフルエンザに感染したら、あらゆることをしてでも少しでも早く治したい!と焦りますよね。でも、まずはしっかり休んで熱を下げることに専念することが大切です。解熱剤で一時的に熱を下げるのはあまりオススメ出来ません。無理をしても、集中できないし、余計に悪化してダラダラと長引くことになりかねません。しっかり体を休めることで回復も早まります。「水分を取ってじっと寝る」のが元気になるための一番の近道です!

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