インフルエンザに感染すると、初期症状でゾクゾクとしたひどい寒気が現れる方も多いのではないでしょうか。私も昨年インフルエンザに感染した際、悪寒がひどくて靴下を履き厚着のまま、湯たんぽをして、布団にくるまり寝ました。震えて眠れないなんてこともありますよね。インフルエンザは、寒気や悪寒の後に一気に熱が上がることが多いようです。

今回、インフルエンザで悪寒が起きる原因と対処法をまとめました。

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悪寒と発熱が起きる原因

インフルエンザに感染すると体内では高熱を出してウィルスと戦う準備をします。体内からだんだん熱が上がってきますが、初期段階はまだ体全体の熱が足りず、体の表面は寒い状態です。

体の中は温まっているが、表面がまだ温まっていないときに体がゾクゾクと震えたり(寒気、悪寒)、手足が冷たくなったりします。これは体が血管や筋肉を収縮させて体内の熱を逃さないようにしているためです。なので、高熱が出る前に寒気や悪寒が生じる人が多いのです。

体は熱を上げてウィルスと戦います。熱が上がると免疫力も高まります。ウィルスは高熱に弱いので、寒気や悪寒がするときは、厚着をしたり毛布を増やしたりして、とにかく体を温めてウィルスとの戦いに備えましょう。

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悪寒におすすめの対処法

体の内側から熱が上がると、体の表面も(外側も)温める必要があります。悪寒がするときは下記の対処法を参考に、体をひたすら温めてあげることが大切です。ただし、汗をかかない程度に体を温めましょう。汗をかくと体力も奪われるので、悪寒がなくなって高熱が出始めたら、上着を脱いだり、掛け布団を調節したりして対処しましょう。

部屋を温める

インフルエンザの時期は外も室内もとても寒いです。室温を上げることで寒さを感じることが少なくなるので、寝る部屋も温めましょう。ただし、暖房は空気が乾燥してインフルエンザウィルスが増殖したり、喉を痛めたりしやすいので、加湿器で湿度を保ちましょう。インフルエンザウィルスは高温多湿に弱いので、室温は21度~24度、湿度は50~60%に保つといいですよ。加湿器がない場合は、洗濯物や濡れたタオルを室内に干すのも効果があります。

厚着をする

ゾクゾクとした悪寒がするときは、ヒートテックにフリースなどを重ね着したり厚手の上着を着たりして、布団に入りましょう。毛布を足してもいいですね。体が熱くなってきたら、衣類や布団を調整して、汗をかかないように気を付けましょう。汗をかいたら、こまめに着替えましょう。電気毛布やこたつは熱くなり過ぎて汗をかきやすいので避けましょう。

首元・足元を温める

首元、足元は冷えやすいので、悪寒がするときは首元、足元をしっかり温めることが大切です。首の後ろには風邪の症状を和らげる「風門」といわれるツボがあります。寒気がしたとき、そこにカイロを貼ると、体全体がポカポカと温まります。寒気が無くなり熱が上がり始めたらカイロは取り外しましょう。カイロが無かったらマフラーを巻いておきましょう。

足元が冷えると全身の血流も悪くなり体が冷えます。厚手の靴下や、靴下を二枚履きしたり、湯たんぽを入れたりして足元を温めましょう。首元、足元が温まり血流が良くなると体全体が温まりますよ。

温かいものを食べる・飲む

インフルエンザで食欲が無い時も水分だけはしっかり補給しましょう!ポカリスエットなどのスポーツ飲料は常温で飲みましょう。温かいお茶や生姜湯、梅茶などを飲むのもオススメです。常温のゼリーなどもいいですよ。高熱が出始めると冷たいものでどんどん体を冷やそうとしますが、寒気や悪寒がする間は体を冷やしてはいけません

食事は出来るだけ温かいものを食べるようにしましょう。おかゆや、スープなど消化が良く、血行を促進するもの、免疫力をアップする食材を心掛けましょう。消化の良いものは体力の消耗を防いでくれます。ビタミンC・ビタミンEが含まれている食材は体を温める作用があります。

しょうが

生姜は、白血球を増やし、免疫力を高める作用があります。殺菌作用もあり、血液の循環を良くし、体の芯まで温めてくれます。

食欲がないときは、お湯に生姜の搾り汁と蜂蜜を入れたもの(生姜湯)を飲むと体がポカポカ温まりますよ。

ネギ

ネギは、殺菌作用や体を温める作用があります。しょうがとネギを薬味にしてお豆腐と一緒に食べると免疫力もアップしますよ。

梅干し

梅干しも体を温める作用があります。梅干し入りのおかゆ、お湯やお茶に梅干しを入れて飲むのもオススメです。

にんじん

体を温めて免疫力を高める作用があります。にんじん、大根、ゴボウ、玉ねぎなどの野菜たっぷりのお味噌汁やおじやも栄養があり体が温まりますよ。

玉ねぎ

玉ねぎに含まれるアリシンという成分が殺菌作用があり、インフルエンザウィルスの活動を抑えるのに効果があります。

お風呂は控える

お風呂は体を温めることが出来ますが、体力を消耗するので、寒気があるときはお風呂は控えて体力を温存しておきましょう。また、お風呂と脱衣所の温度差は激しく、湯冷めをして寒気が生じたり余計に体調が悪化したりする恐れもあります。お風呂は高熱が下がって少し元気になってから入るようにしましょう。

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まとめ

ちょっとした寒気やブルブルと震える悪寒も体からのサインです。寒気や悪寒がするときは、とにかく体をしっかり温めて安静にすることが大切です。体を温めることで、免疫力がアップし、新陳代謝も活発になるので、回復を早めることが出来ます。体温を上げてウィルスを弱らせましょう。悪寒がなくなり、熱が39度~40度まで上がりきったら、アイスノンや冷たいタオルで体を冷やしてあげるといいですよ。

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